タイダイ染めが出来上がるまでの流れや工程を知ろう

そもそもタイダイ染めとは?どうやって作られるの?

タイダイ染めのタイダイは、英語単語のTieやDyeを組み合わせた言葉です。
英語では布生地を縛ることをTie、染められたものをDyeを呼びます。
つまり、布を絞った状態で染めたものことを指しているのです。

一般的な染め物の工程の流れでは、染料と一緒に布生地を煮込んで色を付けていきます。
その際には大きな窯で煮込むため、大変な手間がかかります。
熟練の職人でないと美しく染め上げることができません。
その点において、タイダイ染めの場合は直接染料を布生地につけるだけなので、非常に簡単です。
初めての方でも気軽に染め物体験ができます。

布のしぼり方や組み合わせによって、色々な模様を作り出せるのがタイダイ染めの特徴です。
そのため、タイダイ染めの模様は、無限に存在しているのが特徴です。
複数の染料を組み合わせれば、美しいグラデーションの模様をつくることも可能です。
自分だけのオリジナルの模様を自由にデザインできるという魅力があります。

タイダイ染めの工程の流れと必要なアイテム

ご家庭でタイダイ染めを楽しむためには、まず道具をそろえなくてはなりません。
必要なものは染色する布地です。
Tシャツやハンカチやエコバッグなど布製の物を用意しておきましょう。
素材はコットン生地がオススメです。
染料については水性ものを用意します。
油性の染料だと水をはじいてしまい、美しい模様にならないからです。
染料のほかに固着剤や色止め剤や塩なども必要です。

道具をそろえたら布地を絞ります。
豆縛りやタイル模様など作りたい模様に合わせて、絞ってください。
次に、お湯の中に固着剤と塩を入れて、その中へ絞った布地を漬け込みます。
染め液をつくったら、布地を染色していき、袋に入れて丸一日放置してください。
一日経ったら水で余分な染料を丁寧に洗い流します。
最後の工程は色止めです。
バケツにお湯を張り色止め剤を入れたら、約15分間布地を漬けこんでおきましょう。
水が透明になるまで水洗いして乾かしたら完成です。

まとめ

このようにタイダイ染めは、素人でも簡単に楽しめるのが魅力です。
布生地の絞り方や染料の色の組み合わせによって、色々な模様を生み出すことができます。

タイダイ染めは、煮沸のような手間のかかる工程がないため、小さなお子さんと一緒に楽しむのも面白いでしょう。
自由研究のテーマとしても面白いかもしれません。

ぜひ、ご家庭でTシャツやハンカチや布製品のバッグなどといった身近にあるものを染めてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です